裾(すそ)とは、カーテンの一番下の部分のことです。裾(すそ)の折り返しはカーテンに重みをつけて、吊るした時の形を整える役割があります。この裾の加工を変えるだけで、カーテン全体の雰囲気も変わります。あかりラボで販売している採光カーテン「ネフライト」は、2種類の裾加工をご用意。
このコラムでは「ネフライト」の標準仕様「三つ折り縫製」と、有料オプションの「チェーンウェイト加工」や、一般的に販売されている既製品との違いなどご説明いたします。
三つ折り縫製 (標準仕様)
裾(すそ)は10cm幅の完全三つ折り縫製。裾の一番下まで生地が入っています。生地をたっぷりと使用し三つ折りにすることで重圧感のあるしっかりとした見映えのよい仕上がりに。
また、両端にはウェイト(おもり)を入れることでカーテンの広がりを抑え、すっきりと見せることができます。
チェーンウェイト加工 (有料オプション)
ひも状のウェイト(おもり)を縫い込み、裾全体へ均等に重さを加えることで、すっきりとしたウェーブの美しさを表現できるチェーンウェイト加工。
標準の三つ折り縫製をしたカーテンと比べて軽やかな見た目、なめらかなウェーブがとても人気です。
また、光を透過した際に生地折り返しのシルエットが出ないため、シンプルで高級感漂う仕上がりに。チェーンウェイト加工にすることで、裾ぎりぎりまで生地1枚となり、カーテンから拡散される美しい光をより広い面でお楽しみいただけます。
既製カーテンとネフライトカーテンの三つ折りの違い
幅の違い
【既製カーテン】
既製カーテンの裾も折り返して縫い付けられていますが、オーダーカーテンと比較してみると折り返し部分の幅が異なり、既製カーテンの多くは約7.5㎝となっています。既成カーテンは7.5cmの2つ折りでの縫製が一般的でこれは生地の使用量を極力抑えるため見えない部分は省きコストダウンするためです。
【オーダーカーテン】
あかりラボで販売している「ネフライト」オーダーカーテンは10㎝幅の完全三つ折りです。
縫い代の違い
【既製カーテン】
生地の使用量を極力抑えるため見えない部分は省略されていることが多くみられます。折り返しの途中に生地の端があるため、光を透過した際や、透け感のあるレースカーテンの場合はカットした縫い代部分が気になる場合もあります。
【オーダーカーテン】
あかりラボのオーダーカーテンは完全三つ折りで見えない部分まで生地が入っているため、折り返し部分に濃淡の差が出ません。これは採光カーテンとして自然光を採り込んだ際に、縫い代部分が光で透けて見えることがないので見栄えがよくなります。
安心の日本国内縫製
あかりラボでは細かい部分にもこだわり、設備の整った日本国内の提携縫製工場でひとつひとつ丁寧に心を込めてお仕立てしています。その分、大量生産は難しいものの丁寧な作業だからこそできる上質なカーテンのご提供を実現しています。
普段はあまり意識しないカーテンの裾部分の縫製ですが、カーテンはお部屋の中でも広い面積を占めるので変えればお部屋全体の雰囲気、快適さが確実に変わります!
いつもと少し雰囲気を変えたい時は、裾のチェーンウェイト加工もぜひご検討してみてくださいね。