カーテンフックには「Aフック」「Bフック」があるのをご存じでしょうか?
カーテンの丈を調整したり、カーテンの取り付け方によって適した種類のカーテンフックがありますので、このコラムではカーテンフックの種類や選び方について詳しく見ていきましょう。
目次
カーテンフックの種類と特徴
オーダーカーテンを注文する際に必要なカーテンフックの種類に、「Aフック」「Bフック」の2種類があります。この2つの大きな違いは、レールに引っかける部分から上のカーテンの長さが異なることです。
レールが見えるAフック
Aフックは、カーテンレールが見える仕様のフックです。一般的に良く用いられるフックで、カーテンがレールに当たらないので開閉時の滑りがスムーズになります。カーテンを開けて端に寄せた時にヒダがきれいにまとまる点もAフックの特徴です。
レールが隠れるBフック
Bフックは、カーテンレールが隠れる仕様のフックです。カーテンレールから上にカーテンの生地が立ち上がるように取り付けられます。レールとカーテンの隙間がなくなるので、光漏れを軽減できる点が大きなメリットです。ただし、カーテンを開閉する際にレールに干渉するので上部の生地がもたつきやすく、寄せるとまとまりにくくなる傾向があります。
どちらを選んでもカーテンのオーダーサイズは同じ
AフックとBフック、どちらを選んでもカーテンのオーダーサイズは同じです。フックの形状によって注文サイズが変わることはありません。カーテンをお仕立てする際に、Bフックはカーテンのランナーよりも上に生地が付け足されて縫製される仕組みです。仕上がりの総丈がAフックに比べてBフックの方が数センチ長くなります。
カーテンレール種類別:フックの選び方
AフックとBフックはカーテンレールの種類に合わせて適切なタイプを選ぶ必要があります。以下では、カーテンレールの種類別に最適なフックをご紹介します。ご自宅のカーテンレールを確認しながら、どのフックが適しているかを見てみましょう。
ネフライトのフックはアジャスター付き
採光カーテン「ネフライト」に付属されているフックは、プラスチック製のアジャスターフックがついています。カーテンを引っかける部分を動かせるので、高さを調整することができます。
アジャスターフックの長さ調整について
アジャスターフックは、レールに引っかける部分をスライドさせることでカーテン生地を上下に移動させ丈の長さを調節することができます。
取り付けた後に少し長くしたい、または少し短くしたい場合などに調節が可能です。
AフックとBフックは同じフックを使用しています。アジャスターの位置を変えることによりそれぞれの仕様で仕上がるようになっています。
アジャスターフックで調節できる範囲には限界があります。どれくらい調節できるか下図でご確認いただけます。
ご注意していただきたいのは、アジャスターフックでの調節に頼りすぎるとカーテン上部の形状が悪くなってしまったり、丈が足らなくなったり(または裾が床についてしまう)動きや見た目が悪くなることがあります。
注文したサイズで最初にフックが付いている位置が最も見た目も美しく、使い勝手も良くなっていますので、微調整程度にされるのをおすすめします。
お洗濯の時のカーテンフックの取り扱いについて
お洗濯の時は、カーテンからフックを一旦取り外してから洗ってください。付けたまま洗うと、カーテン生地を傷つけてしまう可能性があります。お洗濯中にフックを失くさないように、注意して保管してください。
まとめ
以上、カーテンフックについてご紹介しました。ご自宅のカーテンレールに一番合うフックを選んで、あなたのお部屋をより美しく演出してくれるカーテンをオーダーしましょう。