開き方の違いとおすすめの選び方
カーテンの開き方は大きく分けると「両開き」と「片開き」の2種類があります。オーダーカーテンでは注文時にどちらかを選んで注文することができますが、それぞれの特徴やおすすめの窓があるので、このコラムでは開き方の違いや選び方をご紹介いたします。
両開き
カーテンレールに2枚のカーテンを取り付けて、中心から左右に開くカーテンのことを「両開き」といいます。一般的にはこのタイプが多いのではないでしょうか。
両開きカーテンは左右に対称的に開閉するため、バランスが良く、広い窓や大きな窓があるリビングに適しています。またカーテン1枚当たりの面積が小さくなるので、大きな窓でも開閉しやすいのが特徴です
両開きのデメリット
- カーテンを開けた時に左右にたまりができるので、ある程度の設置スペースが必要です。カーテンレールも長めのものが必要になります。
- 使い方によっては真ん中に隙間ができて、そこからの視線や光漏れが気になる場合があります。
片開き
カーテンレールに1枚のカーテンを取り付けて、左右どちらかから開くカーテンを「片開き」といいます。
一方向に開閉するシンプルなスタイルで、窓の片側にスペースが必要な場合に最適です。特に小窓や狭いスペースに適しています。
カーテンのたまりが窓の片側にできるので、もう片方の動線が確保しやすくなっています。
片開きのデメリット
- 大きな窓の場合、カーテンを片側にまとめると重量が偏り開閉がし辛くなる場合があります。
- 窓の中央に鍵があると鍵の開け閉めがし辛くなります。
- 取付場所によっては左右非対称がアンバランスな印象になります。
- カーテンレールによっては片開きに対応していないものがあります。
片開きがおすすめの窓・空間
あまりなじみのない片開きのカーテンですが、窓や空間によってはより美しく、使い勝手良く使うことができます。
片開きのおすすめポイント4つ!
①小さな窓:小さい窓に片開きのカーテンを使うと、シンプルでスッキリとした見た目になります。片側にカーテンをまとめて開けることで、開口部分をより大きくとることができます。
②柱や壁がすぐ横にある窓:窓が壁の片側に寄っているような場合は、カーテンを開ける際に片側にまとめるとスペースを取らずすっきりとまとめられます。
③出入口がある窓:ベランダや庭への出入り口となっている窓は、片開きのカーテンだと片方にだけカーテンを開けることで簡単に出入りができます。
④窓が連なっているとき:片開きにすると隣の窓のカーテンを寄せたときのたまりが重ならず、開けた時にすっきりと見えます。